自宅警備の粉糖餅

『想い出の記録』のんびりマイペースに頑張るところ

ウェルカムできたハズビンホテル

『ハズビン・ホテル』にハマったぜって話。

日本語版タイトルは『ようこそハズビン・ホテル』が正式なのかな?

 

 

事の始まり:行き着くまでは勇気が必要だった

『ハズビン・ホテル』という作品の存在は去年くらいからボンヤリ程度に知っていました。自分は元々カートゥーン系の絵柄とか作品とか、ディズニーもよく観ているからミュージカルシーンのあるアニメ作品って大好きで、初めに情報を目に入れた頃は「へぇ」くらいでしたが「面白そう」とも思っていました。

しかし前情報で『過激な表現/暴言/下品/下ネタ多い』というのも目には入れていて、まずそれが踏み出すのを留まったキッカケでもありました。基本的に下品なのは嫌いなので…(英語圏の方 特有の汚さの表現とかね)

 

そして実のところ自分は、現在は、カートゥーン系…というか英語圏の主にアニメ作品への、ちょっとした苦手/トラウマ意識がありました。というのも、向こうのお国柄なのか、その作品のスタッフが流されやすい思考だったのか…とにかく作品名は明かしませんが、事件がありまして。数年前にハマって観ていたカートゥーン系のアニメ作品があったのですが、その作品の主人公含め、主人公と恋仲になるキャラクターが視聴者の意見にかなり影響を受け左右され、数シーズンに分かれていた作品内で見るからに設定もグッチャグチャになり、最終的には『主人公どんだけ意志が弱くて情緒不安定なの?』『別れたりヨリが戻ったりしたりを繰り返したキャラクターがかわいそう』『そのあたりを取り巻く設定がとにかくメチャクチャになった』という、制作人がファンの意見を取り入れ左右し左右された結果、最初の方は大好きだった作品が、ものすごく残念になってしまった…という体験がありまして。

 

その作品はあまりにも酷い例ですが、個人的に英語圏の放送作品って、視聴者の影響を受けて急に設定を変えたり、あと…主に資金問題で、製作が続けられなくなっての駆け足の完結とかも、多い印象がありましてね。

 

そういった経験からカートゥーン系の作品には少しトラウマ意識を持つようになってしまっていました。先に挙げた理由より、制作陣自身が作品をメチャクチャにして完結する…というのが凄く恐ろしくて、観てみて『好きになる』という、まだ確定していないところへ進む事自体が気が進まなくなっていたのです。

 

でも…最近また度々、情報を見かけるようになってきて、やっぱり興味は抑えられないもので、切り抜きだったり歌のシーンだけを軽く聴いたり観てみたりしていました。そうしていると、やっぱりやっぱり面白そうだな…という気持ちが勝って、最終的には勇気を出して作品を視聴し、大変満足し大好きになりました。

余談ですが勇気を出せたキッカケの1つに『インディー作品である』というのもありました。企業よりも、インディー(個人/小規模)出身の作品って、拘りが強くて、故に外からの影響を受けにくいイメージがありましたので。

 

 

感想:めちゃくちゃ面白かった!楽しかった!!

まぁやっぱり先に挙げた通りの過激さとか下品さとか下ネタとかは満載でしたが、カートゥーン系の絵柄=しっかりした人間キャラクターの描写…ではなかったので、まぁ許容範囲くらいになれました。助かった(←

それらの苦手意識よりも、ストーリーの面白さやキャラクター達の魅力、ミュージカルシーンのステキさが上回った!!最近あまりハマる作品に出会えていなかったので、こんなに心躍るのは、久しぶりな気がします。

ちなみに最初に言語版のパイロットを観て、それから日本語吹き替えパイロット、日本語吹き替え本編…という順に観ました。言語版の本編は、公式の切り抜きや歌のシーンを観る程度です。英語わからないもので。でも、英語はワカランですが、歌の場面は断然、言語版の方が好きです。もちろん、日本語吹き替え版の声優さんや歌唱担当さん?達も、大変おじょうずでした。

 

 

登場人物:アラスターが好きすぎた

生粋の地獄生まれであるのに頭ハッピーお花畑な主人公:チャーリーや、他にも魅力的なキャラクター達で盛沢山ですが、自分は圧倒的にアラスターが好きになりました。いやはや、好きになる要素が多くて困った困った。

本編での出番や活躍は少なかったですが、カミラやゼスティアルも次いでお気に入りです(このへんのキャラチョイスでワタクシの好みの傾向が大体把握できる気がする)。

 

とっても優しくて善人で圧倒的正義サイドなキャラクターも好きですが、反面、確実に『悪』の分類ではありつつ、持っているモットーや信条、プライドを大事にし崩さないようなキャラクターも大変好みでしてね。『完全悪とも言えない』『クズすぎない』『紳士/淑女的』『上品』『仲間内になれば優しい』『約束は守る』…等、自分の中に『好きになる悪キャラクターの条件』みたいなのが色々あるのですが、バッチリ当てはまっております。また、彼のビジュアルもそうですけれど、シーズン1が終わってもまだ謎が多い部分も、魅力的ですよね。

 

 

アラスター役の声優さん(日本語吹き替え版)について

言語版の声や歌はバチクソステキですよね。文句のつけるところが無い。

日本語吹き替え版はと言えば、パイロットと本編で違う声優さんが担当してらっしゃるのですが、どちらも良いですね。個人的に、パイロットでは『謎のある魅力的な悪役』を強調されたハンサム声で、本編だと敬語口調になり、声の感じも『ジョークやエンターテイメント好きを表している』というイメージが強調されていて、パイロットから更にキャラクター像をブラッシュアップしたチョイスだと思っております。とにかくも、どちらも良いです。

 

ちなみに後から知ったのですが、本編での吹き替え声優さん…『トランスフォーマーアドベンチャー』に『ビスク』というチョイ出の悪役が居るのですが、アイツと同じ声優さんだとは…ステキおそろしい。と同時に、ちょっと納得。

トランスフォーマーシリーズの日本語吹き替え版って、なんかこう伝統文化みたいになっている『言語クラッシャー(アドリブでセリフが丸々変わったりする)』みたいなのがあるんですが、ビスクのセリフも凄かったのです。すんごいギャグばっかり言っていて、あれがアドリブだとすると本当にヤバイ(誉め言葉)です。それで、あれだけ口が回る声優さんは、正にアラスター役にふさわしいんじゃなかろうかって、シミジミ思いました。

 

 

余談:英語がわかる きょうだいとの共有

自分がハマった事により、同じくカートゥーン系や英語圏の作品を好みやすい きょうだいの1人に勧めたくなった…のですが、きょうだいも自分と同じく下品なのは苦手意識強いので、しばらく迷いました。でも、よく同じ作品を ほぼほぼ同じ目線で好む事が多いので、そのうち勇気を出して話題にし、オススメしてみました。ただし過激で下品だよ!!というのは(作品には大変悪いですが)念に念を押しておきました。

 

そうしたら きょうだいも興味を持ってくれて、今では自分と同じくハマってくれています。ちなみに過激や下品な描写は大丈夫だった?と訊いてみたら「サウ〇パークに比べれば全然、マシだし大丈夫」という返答。自分はサ〇スパークを観たこと無いのですが、この きょうだいが言うくらいだから…観ようという気は起きなかったです。

あと単純に歌や絵柄がとても気に入ったようで、嬉しかったです。

 

ちなみに きょうだいには、まずどんな感じかって切り抜きや本編のいちぶを観てもらったりしました。そこで改めて思ったのが、きょうだいは英語に理解があるので、言語版を観ても即座に反応していました。むしろ吹き替え版だと反応が鈍かったシーンとかがあって「…お気に召してないか?」と内心ドキドキしたりもしましたが、同じシーンを言語版で観ると即座に反応して「そういう事ね!」と笑っていました。

やっぱり言語と吹き替え翻訳では、少し意味の通じ方が違う部分があるようで、それの言語である方を理解できる きょうだいが、凄いなとか羨ましいなと思いました。特に歌のシーンとか、韻を踏むってやつが多いそうですけれど、自分にゃワカランですので…

 

ついでに きょうだいは自他共に認める悪人やクズキャラ好きなので、V軍が大好きなようです。とは言え、きょうだいも条件に当てはまるなら好きになるって感じなので、V軍は『3人揃っている時に仲良くて楽しそう』なのが良いそうです。わかる気もする。

 

 

とにかく色々と書き連ねましたが、観て良かったです。

まだ完結しているわけではないので、シーズン2が楽しみです。どう展開していくのかな?とか、ワクワクしながら待っていたいですね。

 

…今日は そんな感想書きでしたっと!!

目を通してくれた方、居たら ありがとうございました。